ビットコインが分裂?取引所の共同声明 暴落の原因とBitcoin Unlimited (BTU)【スケーラビリティ問題】

ビットコイン

 

ビットコインの値動きが荒いですね。

年始に中国の規制などが原因で、10万円を割るところまで下落して回復。その後ETF否決で暴落後すぐ15万円目前まで上昇しましたが、また10万円台まで下落しました。

Bitcoin Unlimited誕生?

最近の下落の大きな原因と考えられるのが、ハードフォーク(互換性のないアップデート)に対するビットコイン取引所18社からの共同声明です。

ビットコイン分裂

互換性があり継続性があるものがビットコイン」との声明を出しています。

日本の取引所はbitbankcoincheckZaifの名前があります。bitFlyerはないようです。

現在のビットコインをBitcoin Core(BTC、XBT)、分裂するものをBitcoin Unlimited(BTU、XBU)とし、別の通貨として扱うとしています。

また声明ではBitcoin Unlimitedに対して、ハードフォークと同時に「two-way replay”(2チェーン間におけるトランザクションの重複ブロードキャスト)防止策の実装」を求めている。要するに「本流のビットコインに迷惑をかけるなら、取引所では扱わないよ」と言っている訳だ。

この声明は、ビットコイン分裂の抑止力となるはずだ。取引所が姿勢を明確にしたことにより、Bitcoin Unlimitedがハードフォークするメリットが無効化されたといっていい。また、もしBitcoin Unlimitedがハードフォークした場合にも、取引所としての(および投資家にとっての)混乱を最小限にとどめる役目を果たすだろう。

http://jp.techcrunch.com/2017/03/18/bitcoin-exchange-says-unlimited-is-not-btc/

 

ビットコインの分裂危機 

スケーラビリティ問題

なぜ分裂しようとしているかというと、ここ数年「スケーラビリティ問題」と言われる問題に対する、マイナー(採掘者)と開発者の論争が続いています。

ブロックチェーンのブロックには取引の履歴が書き込まれていきますが、このブロックには書き込める容量が決まっていて、その容量が少なく現状では処理速度が遅い。(BTC:3件/秒 VISA:数万件/秒)

そのため今後世界中で使用されるようになってきたら、データの処理が追いつかないということが問題視されています。これがスケーラビリティ問題です。

 

BTCの対策

Segwitと呼ばれる新仕様で少し解消できるといわれていて、すでに開発済みなのですが、マイナーの95%の指示がなければアクティベートすることができません。

前述のように多くのマイナーがBTUを支持しているので、いまだにアクティベートが行われず、スケーラビリティ問題は解消されないままです。

BTUでもスケーラビリティ問題を解消する別の方法をとっていますが、基本設計が甘いらしく開発者コミュニティの評判はよくないようです。

 

ビットコインの先行きは不透明

今回の共同声明の意義は、ビットコインのエコシステムに「3すくみ」の構図を提示したことにあるのではないかと思う。開発者コミュニティとマイナー/マイニングプールの対立は、今のままでは解消の見込みがない。

そこに今回、取引所18社が「互換性があり、継続性がある方をビットコインとして扱う」との判断を下した。取引所が扱わない仮想通貨には値が付かない。この判断はマイナーに対して「ハッシュパワーによる実力行使(というより攻撃)は認められない」とのメッセージを送っていると同時に、開発者コミュニティの側に対しても「互換性、継続性が損なわれるアップデートは取引所としては受け入れられない」とのメッセージを送っていると考えられるからだ。

http://jp.techcrunch.com/2017/03/18/bitcoin-exchange-says-unlimited-is-not-btc/

声明による先行き不透明感から下落が起こっていると思われます。

 

今後の値動きなどは全くわかりませんが、私はこの下落で少し買い増してみました。

ちなみに仮想通貨は現物のみで運用してます。値動きが激しいので。

熟練トレーダーならレバレッジかけて大儲けかもしれませんね。

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Bitcoin Unlimitedの「社長」

どうやら分裂しようとしているBTU側には社長が存在するようです。

 

最後の画像は2014年のマウントゴックス破綻事件で、顧客のビットコインを横領したとしてマルク・カルプレス元CEOが逮捕された時のものです。

「ビットコインに関する事件の〜」というニュアンスなのでしょうけど、「ビットコインの社長が逮捕」とも読めてしまいますね。

当然ビットコインの社長などというのは存在しませんが、BTUでは全ての決定権を持った社長が存在するようです。

これを好感して(?)、10万円を割りそうだったのが13万円目前まで値を戻しています。

 

BTCとは別物のよう

ビットコインの「誰にも管理されない」という前提が根幹から覆るような気がしますが、どうなるのでしょう。

正直あまり詳しくないのでわかりませんが、BTUが誕生したとしてもBTCとは全く別のアルトコインとして扱われると思います。

取引所が扱ってくれない可能性もありますが。

 

先日の共同声明の和訳をZaifが掲載しています。

Bitcoin Unlimitedによるハードフォーク問題に対するビットコイン取引所からの共同声明文(和訳) | Zaif Exchange

これからどうなるのでしょうか。要注目です。

 

イーサリアムも分裂していた

2016年7月にイーサリアムでハードフォークがあり、Ethereum(ETH)とEthereum Classic(ETC)に分裂しています。

現在coincheckで両方取引することができ、同じような値動きをしています。

直近で暴騰暴落がありましたが、依然として高い水準で取引されています。

 

イーサリアムの分裂で混乱が起こったことを踏まえて今回の共同声明が出されたので、ビットコインが分裂した場合は、どちらかしか取引できないようになるでしょう。 

なんにせよ、仮想通貨は今後もいろいろな動きがありそうで要注目です。

 

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coincheckの登録方法

ビットコインを支払いに使ったり、受け取ったりするためにはウォレットが必要です。

coincheckは取引所とウォレットの両方の機能があり、スマホアプリも非常に見やすいです。

さらにビットコイン以外の通貨も多数取引することができます。

 

アカウント作成

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メールアドレスとパスワードを設定してアカウントを作成します。

Facebookのアカウントでも作れます。

すると確認メールが届くのでURLをクリックします。

これでアカウントは完成です。

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電話番号登録

日本円を入金するには電話番号の登録が必要です。

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 電話番号を入力するをクリックし、入力するとSMSで認証コードが届くので、それを入力すると登録完了です。

これで日本円を入金することができるようになります。

 

ビットコインを買う > 日本円を入金する から振込先の口座情報が確認できます。

振込先はSBIネット銀行ですので、口座をお持ちの方は手数料無料で入金できますよ。

 

ビットコイン購入

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 振り込んだ日本円が反映されたら、「ビットコインを買う」から好きな数量を購入できます。

これで登録からビットコイン購入までが完了しました。

 

本人確認をしよう

 登録した段階では1日50,000円までしか入金できないため、本人確認書類の写真をアップロードして本人確認をしましょう。

免許証の表裏と、自分で免許証を持っている写真が必要です。

 

2017年3月から住所確認のため郵便物が届くようになりました。

といっても郵便物を受け取るだけで、追加で手続きは必要ありません。

本人確認が完了すると、50,000円以上の入金だけでなく、クレジットカードでの購入が可能になります。

もちろんクレジットカードのポイントがたまります。

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