あなたの老後は貯金貧乏?【カンブリア宮殿 ひふみ投信藤野社長】
先日のカンブリア宮殿に、ひふみ投信で有名なレオス・キャピタルワークスの藤野社長が出演していました。
弱小投資家としてはためになる内容でした。
投資に役立つこともありましたし、日本の投資事情みたいなものを批判している内容に共感しました。
ひふみ投信の成績
TOPIXとの比較ですが、伸び率がすごいですね。私もお世話になってます。
予告動画
カンブリア宮殿 Ryu's eye(レオス・キャピタルワークス 社長兼CIO・藤野英人)
6000社以上見てきた投資家目線の、成長しない企業の見分け方はためになりましたね。
過去の自慢ばかりで今や未来の話をしない経営者の会社は成長しない、とか。
老後の金の使い方
海外の年寄りは積極的に投資して退職後も稼ぐ姿勢が強いみたいです。
一方で、日本の年寄りはひたすら貯金。個人金融資産の6割を高齢者が持っていると言われているのに、溜め込まれては経済は回りません。
90歳で「老後が心配」という人に、麻生さんが「いつまで生きてるつもりだ」と発言したのが話題になったこともありました。
たしかに老後に投資で損したら取り返す時間がないので投資しない、というのはわかります。
若者は損しても働いて取り戻す時間がありますので、リスクを取りやすいです。
リスクを取れない世代が金を持っていて、リスクを取れる世代が金を持っていないことが問題だと思います。
老後で暇なのか、中途半端な金持ちが途上国とかに寄付してドヤ顔してたりもしますが、そういうのは政府が億単位でやってるからあんたは日本に金落としてくれ!と思います。
リスクを取らず堅実主義な日本人
「投資は悪」
「お金は汚い」
日本人にはこういう価値観がありますね。
世の中のものはすべて誰かが投資したものから生まれているので、投資が悪などありえないという話をされていました。
なにごとにもリスクをとって、先行投資することが必要ですよね。
ノーリスクはノーリターンです。
高校教師に投資の勉強会
藤野社長が高校教師に対して投資の勉強会をやって教えているシーンがありました。
個人的に、これはとても素晴らしいと思いました。
高校から、もっといえば義務教育の段階で投資のことは教えるべき。
授業科目にはならずとも、全く知らないより良いと思います。
少し勉強し始めるとわかると思いますが、「もっと早く勉強しておけばよかった」という気持ちになるからです。
早く知るに越したことはない。実際に投資を始めるかは別として。
投資に消極的な日本人の価値観と無知
お国柄というのはあるかもしれませんが、「知らない」ということが大きいでしょう。誰だって知らないものは怖いです。
「よくわかんないけど損するかもしれないし、破産した人の話もよく聞く」ものなんて突然始められるわけがありません。
自主的に勉強するまでのハードルが高いので、学校で全員に教えるべきだと思いますね。
投資とは自立
藤野社長の言葉です。
投資とは未来であり、希望である。自分の未来は自分で切り開かなければいけませんね。
私も少額ではありますが、株・投信に投資しています。ひふみも買っています。
投資を始めると世の中のことに目を向けるようになって、世界が広がり楽しいですよ。
せっかくやるならNISAや確定拠出年金といった非課税メリットの制度を活用しましょう。